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2003年をピークに減り続ける年賀状発行数… ‘’非効率’’でも日本の誇れる文化

20年前の日本だと年末というのは、年賀状の作成に追われる時期でもありました。

しかし、現在ではどうでしょう?新年の挨拶は年賀状ではなくメールやFacebook、LINEなどいわゆるSNSを使う人が増え、紙媒体でやり取りをする機会というのは若い人を中心にどんどんなく減っています。

そんな年賀状は2003年をピークに減り続けており、デジタル化が進む現代社会ではこれからもますます減少していくことが予想されます。

そんな ’’非効率な’’ 年賀状作成、今後どうなるのでしょうか。

年賀葉書の発行が始まったのは1949年・1950年

今の30~40代の人にとって「年賀状」というのは、子供の頃当たり前のように身近な存在にありました。

年末の時期が近づくと親戚や友人、知り合いなどに新年の挨拶を込めて年賀状を発行する、これが1年の始まりでもありました。

そんな年賀葉書の発行は、戦後1949年発行・1950年用のものが最初で、戦前から年賀郵便用の年賀切手は発行されていましたが現在の年賀状の形はその頃から始まったのです。

今から72年も前から続く日本の年賀状文化は時代の変化とともに変わりつつあります。

2003年を境に減り続ける年賀状発行数

今の20代前半やそれ以下の人はどのくらい年賀状を書いたことがあるでしょうか。

実は、年賀状発行数は2003年の44.6億枚数をピークに年々減少傾向にあり、2021年用年賀葉書の確定枚数は21億3443万2500枚数、2020年からもマイナス12.6%という数字になっています。

40億枚数を超えた2008年から実に約半数になっていることになり、この年賀状作成離れは今後もどんどん加速することが予想されます。

年賀状が減り続ける背景にデジタル社会の浸透

年賀状を作成するには、パソコンで作成したり、インクジェットプリンターを使ったり、昔ながらのやり方で手書きで書く人もいるかもしれません。

年賀状を書く人が減った一番の背景に、やはり社会のデジタル化が挙げられます。

今や、パソコンやスマホなど手で文字を書くことなく全てデジタルでメッセージを送られ、その手軽さからも年賀状の代わりにSNSで新年の挨拶をするという人が若者を中心にとても多いです。

わざわざ年賀葉書を用意する必要もなく、プリンターを用意する必要もありません。スマホを使えば普段友人にメッセージをする感覚で新年の挨拶が行えます。

今やスマホの利用率は2019年のデータでなんと8割を超え、新型コロナウイルスの影響によりおうち時間が増えたことからもスマホの利用率はどんどん上がっています。

また、利用する人が少なそうなシニア世代も最近ではスマホを使いこなす人が増えており、スマホ=若者という図式はもはや成立しなくなっています。

その他の背景

また、増税などを理由に2019年に年賀はがきが1枚63円まで値上がりしたのも要因の1つでしょう。

そして、現代社会では個人情報の取り扱いに神経を使うばかり昔のように知り合いの住所を把握していないということも珍しくありません。

以前までは卒業アルバムや社員名簿などに名前と住所が記載されているのが一般的でしたが、現在ではそれも滅多にありません。

今後の年賀状文化の行方は

スマホなどデジタル化の進化に伴い、年賀状文化というのはおそらくさらに薄まっていきます。

また給料が上がらず増税を繰り返す現代社会において、人々はお金がないので年賀状にお金を使うくらいなら別のことに投資したいと考える人も増えることでしょう。

でも、そんな’’非効率な’’年賀状であってもそれは立派な日本文化の1つ。これを愛して誇りを持っている高齢者の方なども少なくありません。

年賀状発行数自体は減り続けてもどの時代も一定数年賀状を発行し続ける人がいます。

まとめ:年賀状作成ならジットのリサイクルインクカートリッジ

いかがでしたか?今日は、年々減り続ける年賀状文化についてでした。

20年前までは当たり前だった日本の慣習が時代の変化とともにここまで大きく色を変えるとはある意味驚きで興味深いことです。

しかし、どんなに薄まりつつある年賀状でも高齢者を中心にまだまだ利用する人がいます。年賀状作成の形も変わりつつあり、昔のように手書きでするよりもプリンターを使った方が効率的で時間短縮にもつながります。

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